私たちが見えている世界はすべて「表側」の情報によって成り立っている。
例えば、いつもテストで高得点をとっている成績優秀なA君がいるとする。なんとなく彼の話を聞いていると、すべて「正しそうだなぁ」と思ってしまう。そして確証バイアスによって、なにも疑うことはない。
実際、多くの人にはそれしか見えていない。しかし、どんな物事にも「裏側」が存在する。
ある人にはコップに水が半分「しか」入っていないと思うが、別の人には水が半分「も」入っていると感じる。
だから、一見正しいと思える情報でも、立ち止まって「何か間違っているところはないだろうか」と疑ってみることが、さまざまな角度から物事を見るのに大切なのかもしれない。